先週末、早稲田中学・高校の文化祭「興風祭」へ行ってきました。
きっかけは長男が「俺、将棋の強い学校に行きたい」と言い出したこと。
将棋の強い学校とな?と調べてみたところ、開成・麻布・早稲田…etc、僕でも知っているような頭のいい学校ばかりがヒット。
勉強大嫌い、学校大嫌い、我が家のトラブルメーカーがまたえらいことを言い出した。
…君は敵の強さがまるでわかっていない。
まぁ近所なので文化祭くらい行ってみよう。

おそらく生徒さんが作ったであろうゲート。中高生が作ったとは思えないクオリティ。
生徒さんたちの興風祭へ真剣さが伝わってきます。
何事も本気でやった方が楽しい。
早稲田中・高は男子校なんですね。なるほど、ノリが男子のそれ。
女子の目を気にせずに馬鹿騒ぎするこの感じ。
自分にもやや思い出される若き日の恥部の蓋が開きそうになるのを無視する。
校庭に設置されたステージでは生徒によるダンスやバンド等のパフォーマンスが行われているのですが、やっている本人たちがまぁ楽しそうだこと。
男子校ならではのエネルギーを感じつつ、将棋部へ直行。

将棋部では部員の中高生と対局してもらえます。
レベルごとの席に案内してくれる仕組みで、客層は子供から大人まで。
初心者の子もちらほらいました。
やっぱり将棋部はなんだか賢そうな子が多い…というか将棋部だから賢く見えるのか?
フルは飛車角落ちのハンデをもらって対局。
生徒さんは1人で3,4人を同時に相手にしてて流石。
この日フルは2回挑戦しましたが2敗。
「強かった…」
「追い詰めるんだけど、スルスルっと逃げられちゃうんだよ」
「銀がちょうどうまく並んでて…」
と強いお兄さんたちに相手してもらって、何かしら思うところはあった模様です。
僕の見ていた限り、生徒さんに勝てた子供はいませんでした。
変に接待をしない姿勢に好感が持てます。
駒を落として始めた以上、そこからは真剣勝負。
対局後は「ありがとうございました。ぜひ、将棋部に!」と言って終わる様が美しかった。
その後は縁日、迷路、お化け屋敷など、文化祭定番コースを行脚。

途中から妹2人も合流してワイワイ遊ばせて頂きました。
僕は地学部の発表を見に行きたかったんだけど、子供らの同意を得られず却下。
おもしろいと思うんだけどな。ガキンチョには地学の浪漫はわからんか。
飲食以外は無料なので、子供たちはゲームやりたい放題。

カジノコーナーではルーレットに初挑戦。
さすがに数字への賭け方は理解できず…赤黒の丁半博打でしたが、コインが減ったり増えたりで一喜一憂。
景品のお菓子も頂いて幸せな一日。

僕はというと、自分が高校生の時の文化祭の記憶が掘り起こされて…
あまり積極的に参加しなかったんだよな。
やっぱり一生懸命やった方が楽しいよね。
子供たちには踊る阿呆になってほしいなぁ。
さて肝心の長男は「俺は早稲田中学に行く!」と言いつつ、今朝も空のランドセルで家を出て行きました。
…敵の強さをまるでわかっていないね。