子どもの頃、夏休みのノルマだった自由研究。
ザリガニを観察してみたり、近所の地図をつくってみたり。
1日では終わらないやっかいな宿題。
でも大人になった今ならわかる。
あれは子どもの無限の好奇心を伸ばすための宿題だったのだ。
漫画やゲーム、サッカー、探検。
自由研究の名の通り、好き勝手にやればよかった。
なんだか周りや親の顔を見ながら、それっぽいものをやってしまったのが悔やまれる。
40もすぎ、僕もすっかりおじさんと呼ばれる歳になった。
結婚して、子どもは3人。
仕事はあったりなかったりと危なかしいが、わりと楽しく暮らしている。
40も過ぎ、あらためて自分に問うてみる。
君の好奇心はどこにある?
会社辞めてみたり。
田舎に家を買ってみたり。
自給自足を目指して野菜を育ててみたり。
妻にクッキーをつくってみたり。
子どもにロックマン2をやらせてみたり。
ここ数年、好奇心の赴くままに色々なことにチャレンジしてきた。
これがなかなかおもしろい。
なるほど、おじさんの自由研究もまた無限ではないか。